2013-05-17 (Fri)
20:08
✎
『メディカルkit R』最大のデメリットを暴くにおいて、『メディカルkit R』に加入しても、一般的な医療保険に加入しても、平均的な損益に大差はない、ということを明らかにしました。
しかし、このままでは『メディカルkit R』が、積極的に選ぶべき保険なのか、選ばないべき保険なのか結論が出ていません。そこで、健康な人が病弱な人を支えるという『医療保険』の性格を思い返すことで第二のデメリットを説明し、結論を出そうと思います。
まず、『メディカルkit R』最大のデメリットとは、『 70歳までに入院・手術した場合に、70歳で受け取れる還付金が減額されること 』でした。そのため、『メディカルkit R』はこの最大のデメリットの性格上、70歳までに給付金を受け取れば受け取るほど還付金の額が減っていき、老後の保険料負担が増えていく仕組みになっています。
入院すればするほど困窮していく家計を給付金で助けてくれるものを『医療保険』と呼ぶならば、『メディカルkit R』は『医療保険』と呼べるのでしょうか。
例えば、最大のデメリットが完全に発揮されたこんなケースを想像して下さい。そうですね、30歳で『メディカルkit R』(入院日額5,000円)に加入して、70歳までに運悪く150万円の給付金を受け取ってしまったR氏のケースを想像しましょう。
この場合、還付金の満額は138万円ですから、病弱なR氏には還付金が1円も支払われません。
R氏は病弱ですから、70歳以降も医療保障を欲しています。しかし、医療保険の乗り換えは、引受緩和型となることは必至ですし、高齢になってからの乗り換えは保険料が高すぎて現実的ではありません。
残された選択肢は、『メディカルkit R』の継続加入しかありません。70歳以降も保障を続けるには、還付金のない一般的な医療保険に比べて割高な『メディカルkit R』の保険料を払い続けなければなりません。
また、R氏は、現役時代に多くの入院・手術を経験しているため、健康な同僚に比べて稼ぎや貯蓄が少ないことが想定されます。貯蓄の少ないそんなR氏にとっては、『メディカルkit R』の70歳以降の保険料は、まさにダブルパンチとなるのです。
このように、医療保険の恩恵を最大限受けるべき病弱な人が不利な扱いを受けて損をして、恩恵を受けないでもよい健康な人に最も利益が出るようにできている設計こそが、『メディカルkit R』第二のデメリットなのです。
よって、最大のデメリットと第二のデメリットを総合して考えるに、『メディカルkit Rは、積極的に加入すべきではない』と個人的には考える次第です。
しかし、このままでは『メディカルkit R』が、積極的に選ぶべき保険なのか、選ばないべき保険なのか結論が出ていません。そこで、健康な人が病弱な人を支えるという『医療保険』の性格を思い返すことで第二のデメリットを説明し、結論を出そうと思います。
まず、『メディカルkit R』最大のデメリットとは、『 70歳までに入院・手術した場合に、70歳で受け取れる還付金が減額されること 』でした。そのため、『メディカルkit R』はこの最大のデメリットの性格上、70歳までに給付金を受け取れば受け取るほど還付金の額が減っていき、老後の保険料負担が増えていく仕組みになっています。
入院すればするほど困窮していく家計を給付金で助けてくれるものを『医療保険』と呼ぶならば、『メディカルkit R』は『医療保険』と呼べるのでしょうか。
例えば、最大のデメリットが完全に発揮されたこんなケースを想像して下さい。そうですね、30歳で『メディカルkit R』(入院日額5,000円)に加入して、70歳までに運悪く150万円の給付金を受け取ってしまったR氏のケースを想像しましょう。
この場合、還付金の満額は138万円ですから、病弱なR氏には還付金が1円も支払われません。
R氏は病弱ですから、70歳以降も医療保障を欲しています。しかし、医療保険の乗り換えは、引受緩和型となることは必至ですし、高齢になってからの乗り換えは保険料が高すぎて現実的ではありません。
残された選択肢は、『メディカルkit R』の継続加入しかありません。70歳以降も保障を続けるには、還付金のない一般的な医療保険に比べて割高な『メディカルkit R』の保険料を払い続けなければなりません。
また、R氏は、現役時代に多くの入院・手術を経験しているため、健康な同僚に比べて稼ぎや貯蓄が少ないことが想定されます。貯蓄の少ないそんなR氏にとっては、『メディカルkit R』の70歳以降の保険料は、まさにダブルパンチとなるのです。
このように、医療保険の恩恵を最大限受けるべき病弱な人が不利な扱いを受けて損をして、恩恵を受けないでもよい健康な人に最も利益が出るようにできている設計こそが、『メディカルkit R』第二のデメリットなのです。
よって、最大のデメリットと第二のデメリットを総合して考えるに、『メディカルkit Rは、積極的に加入すべきではない』と個人的には考える次第です。
スポンサーサイト
Last Modified : -0001-11-30