2011-06-11 (Sat)
00:32
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「損しない終身医療保険」の反響が大きいので、ガン保険でも払込保険料が戻ってくる商品を集めました。罹患しなければ全額が無駄になりかねないガン保険だからこそ、無駄にならない商品が有力だと思います。なお、順位は私の独断と偏見に基づき付しています。
第1位 アフラックの「三重奏」
被保険者:30歳男性
保険期間:終身
総払込保険料:180万円(一時払のみ)
三大疾病給付金:95万円
死亡保険金:一時払保険料と同額
解約返戻金:常に払込保険料の85%
メリット:常時「払込保険料=死亡保険金」なので損しない。条件は厳しいもののガン以外の2大疾病にも保障有。三大疾病給付金受取後も、当該疾病以外の保障は死亡保障も含め継続。
デメリット:手元資金が必要。進行ガンや再発・転移の場合に、95万円では不安。死亡保険金や解約返戻金が年の経過で増加しない。なお、上皮内ガンは保障外だが、上皮内ガンは他組織への浸潤がないため治療費が低廉なので問題ない。
コメント:軽微なガンは給付金で対応、重篤なガンは給付金+解約返戻金で対応すると考えれば、使い勝手は良いか。
第2位 生前給付型特定疾病保障保険
商品名:アフラックの「三大疾病保障プラン」
被保険者:30歳男性
保険期間:終身
保険料払込期間:60歳まで
三大疾病給付金:200万円
死亡保険金:200万円
月額保険料:4,236円
総払込保険料:152万円
60歳時解約返戻金:149万円
75歳時解約返戻金:175万円
メリット:常時「払込保険料<死亡保険金(三大疾病保険金)」なので損しない。条件は厳しいもののガン以外の2大疾病にも保障有。
デメリット:三大疾病給付金の受取で保険契約自体が消滅し、以後の保障がなくなる。
コメント:一般的な掛捨て終身ガン保険の保険料と同程度であるうえ、保障面も200万円と充実しており、有力。
類似商品:ソニー生命の「リビング・ベネフィット」、オリックス生命の「特定疾病保障保険(終身型)」、あんしん生命の「<5年ごと利差配当付 特定疾病保障終身保険」など多々有。
第3位 一般的な保障を有しながら解約返戻金の貯まる商品諸々
商品名:ソニー生命の「終身がん保険」
被保険者:24歳男性
保険期間:終身
診断給付金:100万円(1回限り)
入院日額:1万円
入院限度日数:無制限
手術給付金:10万・20万円・40万円
退院給付金:30万円
ガン死亡保険金:100万円(解約返戻金のほうが多い場合は返戻金額)
ガン以外死亡保険金:10万円(同上)
月額保険料:4,260円
保険料払込期間:60歳まで
総払込保険料:184万円
64歳時解約返戻金:174万円(95%)
74歳時解約返戻金:165万円(90%)
100歳時解約返戻金:109万円(59%)
メリット:上位2保険では対応困難な、万が一の長期入院にも対応可能。
デメリット:返戻率が一度も100%を超えない。100歳になる頃には返戻率が60%程になってしまう。
コメント:高額療養費制度が手厚くなる70歳又は75歳で解約する利用方法が無難か。
類似商品:日本興亜生命の「終身がん保険」がある。
第4位 チューリッヒ生命の「ガン診断保険」
被保険者:30歳男性
保険期間:65歳まで
保険料払込期間:65歳まで
ガン診断給付金:200万円(契約1年目)~500万円(35年目)
死亡保険金:既払込保険料と同額
月額保険料:9,220円
総払込保険料:387万円
65歳時満期時受取金:387万円
コメント:「払込保険料=死亡保険金」なので損しない。満期時に払込保険料全額が戻ってくるので損しない(保障は消滅)。しかし、どう考えても第2位の生前給付型特定疾病保障保険のほうが有利。
第5位 メディケア生命の「充実スタイル」
被保険者:30歳男性
保険期間:終身
総払込保険料:200万円(一時払のみ)
入院日額:2,000円(一時払保険料/1,000)
手術・放射線治療・骨髄移植:2万円(一時払保険料/100)
死亡保険金:200万円+α(経過年による)
解約返戻金:一定期間は払込保険料を下回るが、その後は死亡保険金と同額
コメント:「払込保険料≦死亡保険金」なので損しない。先進医療保障も一時金30万円(同額が死亡保険保険金に加算)で付加可能。死亡保険金額の増加は嬉しいものの、保障内容が悪過ぎる。中でも、高額な治療費を要する抗ガン剤治療は通院主体のため、一時金にしろ通院保障にしろ何らかの保障が必要で、何の保障もないのは最悪。
いかがでしょうか。正直なところ1位~3位の間に差はありません。考え方次第で、どれが1位でもおかしくないです。4位と5位については、1位~3位と比べて明らかに見劣りしますので、参考程度にご覧ください。皆様にとって有利なガン保険選びの一助になれば幸いです。
第1位 アフラックの「三重奏」
被保険者:30歳男性
保険期間:終身
総払込保険料:180万円(一時払のみ)
三大疾病給付金:95万円
死亡保険金:一時払保険料と同額
解約返戻金:常に払込保険料の85%
メリット:常時「払込保険料=死亡保険金」なので損しない。条件は厳しいもののガン以外の2大疾病にも保障有。三大疾病給付金受取後も、当該疾病以外の保障は死亡保障も含め継続。
デメリット:手元資金が必要。進行ガンや再発・転移の場合に、95万円では不安。死亡保険金や解約返戻金が年の経過で増加しない。なお、上皮内ガンは保障外だが、上皮内ガンは他組織への浸潤がないため治療費が低廉なので問題ない。
コメント:軽微なガンは給付金で対応、重篤なガンは給付金+解約返戻金で対応すると考えれば、使い勝手は良いか。
第2位 生前給付型特定疾病保障保険
商品名:アフラックの「三大疾病保障プラン」
被保険者:30歳男性
保険期間:終身
保険料払込期間:60歳まで
三大疾病給付金:200万円
死亡保険金:200万円
月額保険料:4,236円
総払込保険料:152万円
60歳時解約返戻金:149万円
75歳時解約返戻金:175万円
メリット:常時「払込保険料<死亡保険金(三大疾病保険金)」なので損しない。条件は厳しいもののガン以外の2大疾病にも保障有。
デメリット:三大疾病給付金の受取で保険契約自体が消滅し、以後の保障がなくなる。
コメント:一般的な掛捨て終身ガン保険の保険料と同程度であるうえ、保障面も200万円と充実しており、有力。
類似商品:ソニー生命の「リビング・ベネフィット」、オリックス生命の「特定疾病保障保険(終身型)」、あんしん生命の「<5年ごと利差配当付 特定疾病保障終身保険」など多々有。
第3位 一般的な保障を有しながら解約返戻金の貯まる商品諸々
商品名:ソニー生命の「終身がん保険」
被保険者:24歳男性
保険期間:終身
診断給付金:100万円(1回限り)
入院日額:1万円
入院限度日数:無制限
手術給付金:10万・20万円・40万円
退院給付金:30万円
ガン死亡保険金:100万円(解約返戻金のほうが多い場合は返戻金額)
ガン以外死亡保険金:10万円(同上)
月額保険料:4,260円
保険料払込期間:60歳まで
総払込保険料:184万円
64歳時解約返戻金:174万円(95%)
74歳時解約返戻金:165万円(90%)
100歳時解約返戻金:109万円(59%)
メリット:上位2保険では対応困難な、万が一の長期入院にも対応可能。
デメリット:返戻率が一度も100%を超えない。100歳になる頃には返戻率が60%程になってしまう。
コメント:高額療養費制度が手厚くなる70歳又は75歳で解約する利用方法が無難か。
類似商品:日本興亜生命の「終身がん保険」がある。
第4位 チューリッヒ生命の「ガン診断保険」
被保険者:30歳男性
保険期間:65歳まで
保険料払込期間:65歳まで
ガン診断給付金:200万円(契約1年目)~500万円(35年目)
死亡保険金:既払込保険料と同額
月額保険料:9,220円
総払込保険料:387万円
65歳時満期時受取金:387万円
コメント:「払込保険料=死亡保険金」なので損しない。満期時に払込保険料全額が戻ってくるので損しない(保障は消滅)。しかし、どう考えても第2位の生前給付型特定疾病保障保険のほうが有利。
第5位 メディケア生命の「充実スタイル」
被保険者:30歳男性
保険期間:終身
総払込保険料:200万円(一時払のみ)
入院日額:2,000円(一時払保険料/1,000)
手術・放射線治療・骨髄移植:2万円(一時払保険料/100)
死亡保険金:200万円+α(経過年による)
解約返戻金:一定期間は払込保険料を下回るが、その後は死亡保険金と同額
コメント:「払込保険料≦死亡保険金」なので損しない。先進医療保障も一時金30万円(同額が死亡保険保険金に加算)で付加可能。死亡保険金額の増加は嬉しいものの、保障内容が悪過ぎる。中でも、高額な治療費を要する抗ガン剤治療は通院主体のため、一時金にしろ通院保障にしろ何らかの保障が必要で、何の保障もないのは最悪。
いかがでしょうか。正直なところ1位~3位の間に差はありません。考え方次第で、どれが1位でもおかしくないです。4位と5位については、1位~3位と比べて明らかに見劣りしますので、参考程度にご覧ください。皆様にとって有利なガン保険選びの一助になれば幸いです。
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Last Modified : 2021-06-11
ノリ様、コメントありがとうございます。貯蓄型保険の見直しの苦労は、私も経験ありますのでよく分かります。ガン保険が過剰というのは同意見です。
両保険ともの解約については、団信が切れるまでに老後のガンに対する備えが築けるであろうということであれば賛成です。
いずれかの解約であれば、どちらにするか正直悩ましいです。7年間進めた貯蓄型保険を切るのはなかなか勇気が要ります。払済保険には出来ないでしょうし。
ただ、結局のところノリ様のアフラックで言えば、解約返戻金と将来払わずに済むお金の合計額を利用して27年間かけて11万円以上の価値を生めるなら、解約したほうがよいということになろうかと思います。何言っているか自分でも微妙だと思いますが、マイナス11万円は確定したものとして、契約継続して11万円を取り返してプラマイ0に持っていくのか、解約して浮いたお金でローン返済や投資、自己研鑽等を通して11万円以上の価値を得れるのか、という話に思います。
分かりやすいのは、解約して浮いたお金を単純にローンの繰上げ返済に回すことです。良く分かりませんが、繰上げ返済で11万円も得するものなのでしょうか。保険料控除の枠をアフラックで使っているなどあればそこも要考慮ですが、仮に繰上げ返済で20万円得するのだとしても、アフラックを続けていても11万円は得するのですから、差し引き9万円の得です。そして、この9万円を得るのか、三大疾病保障を得るのかと問われた場合、私なら保障を選びますので、つまりアフラックは解約しないという結論に至ります。
この超過部分が30万円程度になってくるなら、私は解約を選びたくなってきます。ちなみに私が貯蓄型保険を解約したときも、「この損失なら、今後のことも考えれば株式投資に回したほうがよいな」と思って解約しました。
ただ、浮いたお金で外国語を学ぶなどのスキルアップを行う、子どもを塾に通わすなどの金銭価値への変換が難しいけれど大変有意義な事柄が行えるようになるのだとすれば、結構高く見積もってよいと思いますので、解約が濃厚になってきます。
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