2021-09-24 (Fri)
19:00
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個人賠償責任保険に加入していない方は、「まるごとマモル」への速やかな御加入をお勧めします。全国民がすべからく加入すべきだと私は考えています。
日常の偶発的な事故による損害賠償義務からあなたを守ってくれるこの保険に加入していなければ、あなたの人生が詰みかねません。
この種の保険は火災保険や自動車保険の特約としての販売が一般的ですが、この「まるごとマモル」は単品契約が可能なので、誰でもすぐに加入できます。
「まるごとマモル」があれば、月々たった166円で、家族全員が保障されます。1億でも10億でもあなたに代わって払ってくれます。面倒な示談交渉もやってくれます。
誤って他人にけがを負わす前に、速やかに保険加入を御検討ください。
◆個人賠償責任保険の超高い必要性
人生は危険と隣り合わせです。ふとしたときに、他者に損害を与えてしまうかもしれないのです。例えば、こんな具合に。
歩行中に振った手や揺れたバッグが、周囲を歩いていた子供に当たり、失明させてしまった。デパートでふとよろけた拍子に展示物に当たり、超高価な壺を割ってしまった。公園で友達と遊ぶ自分の子供が、誤って友達に重傷を負わせてしまった。ベランダにあったものが強風で飛ばされ、それに足を引っかけた歩行者に重傷を負わせてしまった。
こうした不注意による損害賠償が数万円で済めばよいのですが、障害や命に関わる事態に発展すれば、数千万円や数億円に上る可能性があります。そうなれば、自己破産は免れません。
このような事態に備える保険が、個人賠償責任保険です。この保険に加入しないで生活していくというのは、新型コロナが蔓延する市中でノーマスクで生活しているも同然で、いつ不幸な結果になってもおかしくありません。
◆「まるごとマモル」の保障内容
商品名:ニッセイ個人賠償プラン「まるごとマモル」
年間保険料:1990円
保障対象者:本人と家族
賠償保険金上限:無制限(国外は3億円)
示談交渉代行:あり(国外はなし)
傷害死亡保険金:10万円(本人のみ。70歳以上は3.5万円)
◆個人賠償責任保険選びの重要ポイント
火災保険や自動車保険の特約として個人賠償を契約済みであったり、あるいは自転車保険に加入している方は、「賠償保険金の上限金額」と「示談交渉の有無」を比較して、乗り換えを御検討ください。
まず、上限金額についてですが、1億円や3億円程度といった上限が設けられていることが一般的です。しかし、当然「無制限」を選ぶべきです。
自動車保険の対人・対物保障では、無制限が基本です。散歩中の総理をひくかもしれないですし、ロールスロイスの販売店舗に突っ込むかもしれないのですから、当然です。
でも、それなら個人賠償だって同じです。散歩中の東証一部社長に足を引っかけて重傷を負わすかもしれませんし、転ばせた拍子に社長の超希少なロレックスが壊れるかもしれません。
そして、1億円でも無制限でも保険料には大差なんてないのです。無制限を選ばない理由はありません。
次に、示談交渉の有無についてですが、これの重要度は多少落ちます。なぜなら、損害賠償金が支払われることが重要なのであって、誰が交渉するかに大した意味はないからです。
しかし、どうせお金は保険会社が払うからと、相手の言い値に対して「OK、OK」なんて言って終わる話ではありません。
保険会社が、「相手の愛犬だか何だか知らないけど、老犬の死亡損害なら1000円までしか払わないよ」とか、「ロレックス破損に加入者側の落ち度はないでしょ。そういう方向で相手と交渉して。」とか言ってきたなら、面倒な板挟み状態となります。
裁判という話になってくれば、保険会社が出てきてくれる可能性もありますが、いずれにせよ面倒なことは明らかです。
こうした理由から、示談交渉は、必須ではないが、保険料的にも誤差程度の負担にしか見えないので、あったほうがいいと考えます。
ちなみに、裁判の場合、「まるごとマモル」には、話合いでの解決が困難になったら弁護士に任せますと書いてありますし、判決で支払いを命じられた訴訟費用や遅延損害金も保障対象だと書いてあるので、賠償事故後は完全に一任できそうな様相です。
◆更なる良質保険に進化するための要望
今でも十分に安くてよい保険の「まるごとマモル」なのですが、もっともっとよくなるために、賠償金額に免責金額を設けるとともに、障害死亡保障を削ってほしいです。
まず、免責金額についてですが、自動車保険の車両保障や医療保険の入院保障も同じなのですが、小さい損害や短期間の入院という事態が多いので、ここを削ると大幅に保険料をカットできます。
私が欲しい保障は、保険で備えるしかない損失に対する保障です。ですから、「まるごとマモル」も、例えば、10万円や100万円以下の損害は保障対象外とするなどして、保険料を下げてもらいたいです。
次に、傷害死亡保障についてですが、必要があれば生命保険等で備えるので、これは要りません。これも削って、保険料を下げてもらいたいです。
ただ、傷害死亡が主契約で、個人賠償が特約となっていながら、傷害死亡保障を全然アピールしていないことを鑑みるに、そういう設計にしなければならない事情がうかがえますね。そうしないと金融庁が販売を認可しないのでしょうか。
何にせよ、保険というものは、支払い保険料と期待できる最大保障額との差が大きければ大きいほど素晴らしいので、駄菓子程度の保険料になればうれしいです。
ちなみに、私は、既に東京海上日動の火災保険で同様の保障を備えておりますので、「まるごとマモル」には加入しておりません。
(参考資料)ニッセイ個人賠償プラン「まるごとマモル」の豆知識(2021年7月1日以降保険始期用)
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Last Modified : 2021-11-03
manayuki様、コメントありがとうございます。既に御加入済みとは、さすがでございますね!家族・親族を幅広に保障できて、しかも安くて、本当に素晴らしいと思います。
しかし、毎年対面だとは知りませんでした。まあ、manayuki様がおっしゃるように、目的がはっきりしていれば、そんなに時間がかかるものではないですし、そこまで面倒ではないですかね。末長く販売してもらいたいですね!
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