2019-11-27 (Wed)
20:07
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動物病院を運営する日本動物高度医療センター(以下、JARMeC)は、限られたライバル、豊富な販路といことで、長期投資にうってつけの銘柄です。(指標は、2019.3有報と、2019.11.27の終値株価2,372円が基準)
◆管理人の買付価格
2018年に、平均2,840円でNISAでエントリー。
◆業態
動物病院の二次診療施設。要は、町の病院で対応できない犬猫専門の大病院。
MRIや放射線治療など、ヒトと同等の治療が受けられる。
第一のライバルとして、単科の民間二次診療施設がいくつかあるが、総合判断を下せるような十数科を備えるJARMeCは貴重。また、これらの施設はMRIなど大型投資が金銭的に困難。
第二のライバルとして、大型投資も行える獣医学部付属病院もあるが、人手不足で急患対応に難がある。速やかな受診を望むならJARMeCを含む民間二次診療施設に行くしかない。
従って、「一刻も早くあらゆる手段で我が子を救いたい層」は、JARMeCに頼るしかない。ここにJARMeCの強みがある。
◆ポイント
動物治療は自由診療。そのため、各病院が自由に診療費を決めてよい。競合ひしめく街の病院は高額設定不可能だが、JARMeCならば十分な利幅で設定できる。売上高営業利益率も15.5%と高め。
拡大余地が大きい。現状、関東地方2院と中京地方1院しか進出できておらず、近畿1院の開業待ち状態。
進出に伴って、建物と大型医療器具の減価償却費が重荷になっていくが、いずれ解消される話なので深刻に捉える必要はない。
提携病院数もまだ伸びる。着実に増加しているが、まだ全体の30%程度しか提携出来ていない。
ペット保険の普及も追い風。医療費負担を軽くするペット保険が普及し始めた。加入率が10%行かない程度なので、まだ伸びる。JARMeCのように治療費が高額になる施設に追い風。
新事業に前向き。2019.2にペットの活動量を計測するウェアラブル端末を発売。あまり売れていないが、病院以外にも事業を拡げようとするチャレンジ精神を私は好む。
懸案は、成長スピードが遅いので競合参入や対策される危険があることと、経営者の持ち株比率が少ないぐらいか。
◆指標

画像は「バフェット・コード」より。
株式総数:2,542,700株(うちSO121,000株)
調整EPS:116円
調整PER:20.4倍
調整BPS:719円
調整PBR:3.3倍
ROE:16.1%
ROA:4.8%
時価総額:58億円
経営者の保有割合:2%。少なすぎて不安。大株主がいない会社なので、さらに不安。
役員報酬:3人で3千万円なので、経営者は1500万円程度か。同規模の株式報酬もあるが、いずれにせよ、それほど悪くない。
◆結論:買い
本業がしっかりしており、かつ、販路拡大余地が多分にあるため、長期で見れば成長せざるを得ない。
PER的には割安でも割高でもないものの、長期で見れば十分な魅力がある。「ザ・長期投資銘柄」と呼ぶに相応しい逸品。
◆管理人の買付価格
2018年に、平均2,840円でNISAでエントリー。
◆業態
動物病院の二次診療施設。要は、町の病院で対応できない犬猫専門の大病院。
MRIや放射線治療など、ヒトと同等の治療が受けられる。
第一のライバルとして、単科の民間二次診療施設がいくつかあるが、総合判断を下せるような十数科を備えるJARMeCは貴重。また、これらの施設はMRIなど大型投資が金銭的に困難。
第二のライバルとして、大型投資も行える獣医学部付属病院もあるが、人手不足で急患対応に難がある。速やかな受診を望むならJARMeCを含む民間二次診療施設に行くしかない。
従って、「一刻も早くあらゆる手段で我が子を救いたい層」は、JARMeCに頼るしかない。ここにJARMeCの強みがある。
◆ポイント
動物治療は自由診療。そのため、各病院が自由に診療費を決めてよい。競合ひしめく街の病院は高額設定不可能だが、JARMeCならば十分な利幅で設定できる。売上高営業利益率も15.5%と高め。
拡大余地が大きい。現状、関東地方2院と中京地方1院しか進出できておらず、近畿1院の開業待ち状態。
進出に伴って、建物と大型医療器具の減価償却費が重荷になっていくが、いずれ解消される話なので深刻に捉える必要はない。
提携病院数もまだ伸びる。着実に増加しているが、まだ全体の30%程度しか提携出来ていない。
ペット保険の普及も追い風。医療費負担を軽くするペット保険が普及し始めた。加入率が10%行かない程度なので、まだ伸びる。JARMeCのように治療費が高額になる施設に追い風。
新事業に前向き。2019.2にペットの活動量を計測するウェアラブル端末を発売。あまり売れていないが、病院以外にも事業を拡げようとするチャレンジ精神を私は好む。
懸案は、成長スピードが遅いので競合参入や対策される危険があることと、経営者の持ち株比率が少ないぐらいか。
◆指標

画像は「バフェット・コード」より。
株式総数:2,542,700株(うちSO121,000株)
調整EPS:116円
調整PER:20.4倍
調整BPS:719円
調整PBR:3.3倍
ROE:16.1%
ROA:4.8%
時価総額:58億円
経営者の保有割合:2%。少なすぎて不安。大株主がいない会社なので、さらに不安。
役員報酬:3人で3千万円なので、経営者は1500万円程度か。同規模の株式報酬もあるが、いずれにせよ、それほど悪くない。
◆結論:買い
本業がしっかりしており、かつ、販路拡大余地が多分にあるため、長期で見れば成長せざるを得ない。
PER的には割安でも割高でもないものの、長期で見れば十分な魅力がある。「ザ・長期投資銘柄」と呼ぶに相応しい逸品。
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Last Modified : 2021-04-26
保険考えすぎ様、コメントありがとうございます。
収入保障保険であれば、次の記事のとおり富士生命がNGならばソニーが良いように思います。http://hokenno3704.blog60.fc2.com/blog-entry-171.html
団信があるから死亡保障はあまり不要ということであれば、アクサの「働けないときの安心」は良いと思います。
終身生命保険については、この低金利下では旨味がないと考えますので、勧められる商品はありません。それでも選ぶとするなら、次の関連記事は参考になると思います。http://hokenno3704.blog60.fc2.com/blog-entry-113.html
個々人の価値観次第ですが、死亡保障だけで良いなら変額型が安いので良いと思います。およそ返戻金は期待できませんが。死亡保障プラスアルファ型の場合は、まるで異なる種類の保障比較となり正直困難です。ここは個々人の判断になろうかと思います。
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